会長挨拶

会長 佐伯 秀久

第85回日本皮膚科学会東京支部学術大会
会長 佐伯 秀久(日本医科大学皮膚科学教室 教授)

このたび、2021年11月13日(土)と14日(日)の両日、東京都新宿区の京王プラザホテルで、第85回日本皮膚科学会東京支部学術大会を開催させて頂くことになりました。東京支部学術大会としての開催以降、日本医科大学としては1995年に本田光芳名誉教授が第58回学術大会を、2013年に川名誠司名誉教授が第76回学術大会を開催されました。今回8年ぶりに本学術大会を開催させて頂くことは大変光栄なことであり、まずは心より感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症に関しては先行きが不透明な状況でありますが、現時点ではハイブリッド形式の開催に向けて準備を進めております。

皮膚科学はとても奥行の深い学問と考えております。内科的な側面と外科的な側面の両方があり、病理診断も皮膚科で行います。扱う疾患も湿疹・皮膚炎からはじまり、蕁麻疹、薬疹、血管炎、膠原病、水疱症、角化症、色素異常症、付属器疾患、母斑症、皮膚腫瘍、細菌・真菌・ウイルス感染症、性感染症、虫刺症にいたるまで、非常に幅広いのが特徴です。また、最近の皮膚科学における病態の解明や治療の進歩は目覚ましく、令和の時代に入りさらに加速しています。多くの知識や技術を身に付けることは必ずしも容易でなくなってきましたが、皆がそれぞれの得意分野を活かして互いに楽しく教えあい、学びあい、一致協力して前進していこうとの願いを込めて、本学術大会のテーマを「令“和”の時代の皮膚科学-総力を結集して」と致しました。

招待講演1では、University of California DavisのDermatologyの教授であるSam Hwang先生に、乾癬に関して病態を中心にご講演頂きます。招待講演2では、Nottingham UniversityのDermato-Epidemiologyの教授であるHywel Williams先生に、アトピー性皮膚炎に関して治療を中心にご講演をお願いしております。特別講演1では、東京大学免疫学教授の高柳 広先生に、関節炎の病態と治療に関してご講演頂きます。特別講演2では、東京慈恵会医科大学遺伝学教授の玉利真由美先生に、アレルギー疾患のゲノム解析に関してご講演をお願いしております。他にも、教育講演1~21、シンポジウム1~8、ハンズオンセミナー1~6を企画致しました。皮膚科を楽しく幅広く学べる場を提供できればと願っております。

有意義な学術大会になるよう、教室員一同、鋭意準備を進めて参りますので、東京支部の会員のみならず、全国から多くの皆様にご参加頂ければ幸いです。